まず、初めに個人個人の歯にぴ ったりフィットする矯正装置を作る ために歯型をとり模型を作ります。
歯形をもとに床矯正装置と呼ばれる装置を作ります。この装置を装着することで少し ずつあごを拡げ、
歯を正しい位置に移動します。
床矯正で使用する装置は簡単に取り外すことができます。これは床矯正ならではの利点であり、食事や歯磨きで発育・発音障害を生じる場合 (国語・英語・音楽・体育などの授業、勤務に支障がある場合など)は取り外します。
噛む力が、移動した歯をより安定した位置へ修正します。噛む刺激を考え、食事の時は装置を必ず外しましょう。装着時間が多いほど治療は早く終了しますが、1日に12時間以上装着していれば治療は可能です。
これより短い時間の装着においては、歯を抜く治療方法などに変更せざるを得ないでしょう。装置を外していると「後戻り」をして、装置がきつく感じる場合があります。必ず両手で装置を外しましょう。片手で外すと装置をとめているバネが金属疲 労で折れてしまいます。バネがゆるくなり装置がはずれやすくなったら、バネ を調整していきます。