大阪府東大阪市 大阪アート矯正歯科 助手の木村です。
近年では大人になってから矯正を始める方が増えており、小児矯正だけでなく成人の矯正も注目されています。費用もお金もかかる歯科矯正ですが、治療を始める前に伴うリスクについてもしっかりと把握しておく必要があります。
〇矯正に痛みを伴う
大人の歯は、子どもの歯と比べて、すでにしっかりと位置が固まっています。その状態から歯を動かしていくので、最初の頃はかなり痛みを感じることが多いようです。
徐々に痛みは治まってきますので、鎮痛剤を服用するなどして対処しましょう。
〇歯や歯茎にダメージが出ることがある
すでにある程度、骨が固まっている大人の歯の場合、歯列矯正を施しても歯が動かない場合があります。
無理に移動させようとすると、移動させたくない歯が動いてしまったり、歯の周囲の骨が溶けたりすることがあります。その場合は、歯を移動させる方法ではなく、被せものを使う方法などで対処します。
また、矯正治療中は歯ブラシが届きにくく虫歯になりやすいため、必要以上に歯ブラシでゴシゴシとこすってしまい、歯の表面が削れて象牙質が露出する場合があります。
そのせいで食べ物や飲み物が今まで以上にしみるようになったりするのです。また、矯正によって歯を移動させたことで、今まで歯茎に隠れていた歯の根元が露出し、知覚過敏になるというケースもあります。ただ、矯正による知覚過敏の症状は数日で治まることがほとんどなのでそんなに心配することはないですが、何日たっても症状が続くようであれば歯医者さんに相談することをお勧めします。
〇移動が完了するまでに時間がかかる
子どもの矯正と比較すると、動かした後に元に戻ろうとする力が加わりやすいのが大人の歯科矯正の特徴です。
動かした後の位置でしっかりと歯並びが固定するように、しばらく保定装置というものを付けますが、定着までに3~5年かかる場合があります。その間は通院も続くので、ある程度費用がかかることも覚悟しておきましょう。歯並び・噛み合わせのご相談なら大阪アート矯正歯科へ。